債務整理で借金をなくす
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自己破産による債務整理がばれて離婚を言われた

自己破産をすることがきっかけで相手から離婚を求められるケースは往々にしてあります。自己破産をすれば、将来路頭に迷うかもしれない、そこで悲観して離婚しようとする人は結構多いと思います。また自己破産は社会的なイメージも良くありません。ところで自己破産を理由に離婚を相手から求められた場合、それは認められるのでしょうか?

離婚事由ですが、民法の中で規定されています。離婚が認められる事由ですが、不貞行為と配偶者から悪意を持って遺棄された、3年以上配偶者が行方不明で生死が明らかでない、相手が深刻な精神病を抱えていて回復の見込みがない、その他の婚姻を継続しがたい重大な事由の5つがあります。この離婚事由を見る限り、自己破産をしたことが理由で離婚はできないと思います。

ただし、たとえば借金を抱えていて、家庭に全くお金を入れてこなかったとか、借金から逃げるために蒸発してしまって3年以上消息不明になっている場合、離婚事由を満たす可能性は高いです。しかし自己破産だけという純粋な理由で離婚するのは難しいと思った方が良いです。

婚姻を継続しがたい事由に該当するのではないか、と思う人もいるでしょう。確かに自己破産といわれると社会的なイメージが良くないので、肩身の狭い結婚生活を続けたくないと思う人もいるかもしれません。しかし、そもそもの自己破産の目的は、返済不能な債務をチャラにすることで人生のリスタートをするためにあります。しかも誰しもが行使できる社会的にも認められた権利を行使しただけですから、婚姻を継続しがたい事由に該当するのは難しいと思います。

中には配偶者が保証人になっていて、相手に迷惑のかからないように自己破産前に離婚する人もいるようです。しかしこれはやっても意味がないので注意しましょう。離婚したとしても保証人となっていれば、自己破産をすれば債権者は保証人に借金返済を求めてくるからです。婚姻関係を解消しても、保証人から降りられるわけではありません。